フロント 2010年2月6日

0206-01-07.jpg  小布施松川から見た早春の飯縄山 118cm×80cm

春を待つ飯縄山の雪景色

須坂と小布施の境を流れ下り、千曲川に注ぐ松川。 その畔で、早春の遅雪で山容が美しさを増した飯縄山を描いた作品です。

南志賀から高山村を経て高丘をつくり、千曲川に注ぐ松川の両側には見事な赤松林があります。徳川幕府に無断で広島城を修理したとして武家諸法度に触れ、安芸広島から信州高井野に減封された福島正則公が、松川のはんらんを防ぐために植えたといわれる砂防林で、赤松は大木となって歴史を今に残しています。

山の雪、河原の明度、赤松の幹の赤と葉の緑の対比、山ひだの流れ、遠近感、画面構成、早春の空の気流の表現などを工夫して描きました。

自然環境に恵まれた長野県で美術教育に携わり、教職に就くこと50数年間。また、自己修業として20数年間、中央の一期会へ出品し続けています。

(作品と文・水野直)

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水野直(ただし)さんプロフィル
1929年、木曽福島町(現木曽町)生まれ。若槻団地在住。56年、信大教育学部美術科卒。県内の小中学校で美術教育に携わる。現在、長野日大高・中学で美術科非常勤講師、市成人学校水墨画講師、MOA児童画展(長野市)審査委員長、一期会美術会委員、信州美術会会員。日本美術教育学会会員。国内展覧会などで受賞多数。個展5回。86年、ヨーロッパ巡回展 ロンドンで「美術について」のスピーチ。現在、カンボジアの美術館で開催している展覧会で作品を展示中

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