フロント 2010年4月17日

0417-01-01-02.jpg 蝶々飾り 225×150mm

女性美を色鉛筆で幻想表現

作品展などの会場では、「繊細」「淡い色」「幻想的」という感想をよくいただきます。また使用している画材について尋ねられますが、色鉛筆とお答えすると大変驚かれます。それだけ色鉛筆という画材には、絵画の道具というより手軽な筆記用具というイメージが強いのかもしれません。

しかし、色鉛筆は扱いやすい上に、実に奥深い画具であり、ファインアートの表現における十分な多様性を持ち合わせています。イメージどおりの繊細で優しい表現の多くは、色鉛筆という画材でなければ描き出せません。色鉛筆は多様な表現方法が可能なことを特徴としています。そして私にとって、この画材との出合いが現在の作品誕生へとつながっています。

作品は主に「自然」や「美」をテーマとし、独自のイメージを表現し、描き続けています。スピリチュアルな面では、「自然界に存在するものにはすべて魂が存在する」というアニミズム思想に影響を受けており、それらを根底にしながらイメージを生み出しています。

自然界からインスピレーションを受け、オリジナルなイメージを作り出し、色鉛筆を用いて作品を描く— という作業が主な制作過程となっています。

掲載作品の「蝶々飾り」、「慕情」のように、女性と植物を組み合わせて世界観を表現したものが多いです。女性の持つ美しさと自然界の持つ美しさが合わさると、それぞれの印象があいまって、魅力や表現したいイメージがより強く現れてきます。

0417-01-02.jpg 慕情 300×600 mm

神秘的かつ幻想的で、見る人に安らぎや癒やし、幸福感を与えることができる作品を目指して制作しています。

(画と文・世織万稀)

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世織万稀(せおり・まき=本名・伊東真樹)。色鉛筆アーティスト。横浜市生まれ。長野市鶴賀在住。日本色鉛筆協会(JCPS)会員。
色鉛筆アーティストとして制作に当たる一方で、作品展やイラスト提供などで活動。2002年 初個展。03年・07年 Vo&GtユニットBlue flower CDアルバムにジャケット用イラスト提供。04年個展・グループ展(都内)。05年個展(飯山市立美術館)。06年作品展。
(HP) http://www.hpmix.com/home/quietude/index.htm

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