フロント 2010年6月26日

0626-01-01-05.jpg  風化 162×112cm 油彩

好きな風景に造形を加え

絵を見ることが大好きだった私は、全国に出張する機会の多かった40年くらい前から、出張先の土地の美術館でどんな企画展を行っているかを調べてから出発し、印象派を中心にさまざまな画家の絵を片っ端から鑑賞してきた。

自他ともに認める鑑賞者であった自分が、絵を描くようになったのは、今から15年ほど前。会社生活もあと10年で終わると思った時、自分に趣味らしい趣味がないことを痛感。それならば好きな絵を習ってみようと考え、松川勝男先生のアートエム絵画教室の門をたたいた。

私自身は小さな風景画を描ければいいなくらいの気持ちで入門したのだが、先生からは風景画を描くには形と明暗をよく観察することが大切だ。そのためには大きなサイズの絵を描いてみることも必要だということを教えていただいた。

展覧会にも50号で出品するようになり、入選するようにもなって徐々に熱が入り、現在では大きな100号が主体になっている。

掲載作品は、イタリア旅行で感動したナポリの「卵城」をモチーフに、黒部川源流で感動を覚えた岩壁の模様を組み合わせて表現した。このように、描く内容も、好きな風景の原形を生かしつつ、別の風景の一番気に入った部分を造形することもまた楽しみとして描いている昨今である。

(作品と文・峯村欣弘)

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峯村欣弘(よしひろ)さん

プロフィル
1945年信州新町生まれ、篠ノ井在住。95年松川勝男さんに師事。98年北信美術展初入選。2001年長野県展初入選。04年北信美術展奨励賞受賞。09年信州新町美術館別館で初個展、一陽会展初入選。一陽会長野県支部会員、信濃美術会会員、北信美術会会員

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