フロント 2009年11月28日
一家で健やかな成長願い
境内の赤く色づいたケヤキの巨樹のこずえから、柔らかな秋の日差しが差し込む。うららかな日和に恵まれた11月15日、吉田神社(長野市吉田)で恒例の七五三大成祈願祭が行われました。
祈願家族22組の中の1組、赤澤輝紀さん(42)=吉田4=一家は、7歳になる菜摘(なつみ)さんの健やかな成長を願い、4世代の家族が全員で参拝に訪れました。最年長で92歳のみつえさんは車いすで久しぶりの外出。ひ孫のお祝いに目を細め、表情も晴れ晴れとしていました。
祖父母と共に祈願する家族はほかにも多く、境内には笑顔があふれていました。子どもたちは慣れない着物を何とか着こなし、父母やきょうだいと顔を見合わせたり、さまざまなポーズを取って記念撮影をする姿が見られました。
この日は、地元吉田の町おこしボランティアグループ「吉田お祭り講」のスタッフが、祈願家族の受け付けや駐車場の案内などをお手伝い。講長の反町(そりまち)洋三さん(60)は「地域の子どもたちの健やかな成長を見守りながら、吉田の町が明るく楽しくなる町づくりの手助けができて何より」と話していました。
祝福に満ちた穏やかな一日。青く澄んだ空には時折吹く風で錦の葉が舞い上がり、そうこうするうちに地面は晩秋の彩りに覆われ、和やかで平安な時間が過ぎていました。
写真と文・阿部宗雄
(日本写真家協会会員)